どんな感情も同じくらい大事だ

    人間の感情とは目まぐるしく変わる。些細な出来事ですぐに変わる。例えば、何か美味しいものを食べたとき気分が良くなる。反対に少し自分にとって嫌な事があった時はなんだか気分が下がる。誰もが一日の中だけでも、色々な感情を感じている。

    私は感情の高低差が激しい方だ、ジェットコースターみたいに。朝起きて、少し寝不足だと感じて疲れていると非常に機嫌が悪いし、人に優しくされたりちょっと良いことがあっただけで舞い上がる。どちらかというと単純な人間だ。そして何より感情の振り幅が大きい分、疲れる。ネガティブからポジティブはまだ良いが、ポジティブからネガティブは精神的なダメージがかなり大きい。

    そしてそれを解決するため、以前はずっとポジティブでいようと思った。ポジティブだけ感じてればずっと良い状態でいられるし、それが最高だと思っていた。だから気分が下がることがあった時に何かしてごまかしたり、無理にポジティブになろうとしていた。しかしそれは続かなかったし、どんどん自分の正直な感情をごまかすのがつらくなっていった。

    最近はどんな感情を感じたときにもそれを対等に扱おうと思った。それは例え自分がひどくい嬉しい時でも、悲しい時でも、怒っている時でもそれを認めて最大限感じることだ。そうすることによって、次から次へと出てくる感情に対応できる。また感じきると冷静になれるので、ニュートラルな心の状態が保てる。

    今の社会は何でもコントロールしようする傾向にある、人間がコントロールできないようなものにまで。自然とかが大きな例だろう。コントロールできないものをコントロールするのは果たして最善なのか。

    感情も同じだ。感情もある程度、自ら生み出したり抑えたりできるだろうけど、本当の感情はその本人が感じきるまでずっと現れ続けると思う。だからどんな感情も自分の大切な一部として、扱ってほしいと思う。

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