後悔とは

    後悔とは何だろうか、人はどんな時に後悔するのだろうか、後悔とは人に何をもたらすのだろうか、後悔する意味などあるのだろうか。

    自分が今まで後悔したことを考えてみた。人に自分の意見や気持ちを伝えられなかった時、めんどくさくてとか自分には出来そうにないという理由でやりたいことや、その時取り組んでいたことを放棄したときなどだ。そういう時にもう少しの勇気と忍耐強さがあればよかったなって今思ったりする。この場合はどちらかというと、何かをしなかった時の後悔だ、そしてその後悔はじわじわと後から押し寄せてくる。

    逆に何かをして後悔したときはあるだろうか。人にあんなことしたり言ったりしなかったらよかったなとか、自分の衝動的な感情で突発的な行動をして経済的な損失をしたり、けがをしたりなんて事もあった。こういう時の後悔はどちらかというと、ショートスパンで来るような気がする。やった直後に恥ずかしい思いをして、もう二度としないと心に刻んだりするものが多い。

    自分が思うにこれら二つの後悔の違いは、後者は学ぶものがあるということだ。後者は実際に行動に移しているから、それによる結果が出ていて、次回に繋げることができる。しかし、何もしていない時の後悔はただ出来なかった事を嘆くだけで、そこから何かが得られるという事はあまりない。多くの場合、こうしていたら今頃はこうなっていただろうといつまでもそれを引きずってしまって、次の別のチャンスがきても見逃してしまうかもしれない。

    だから自分がたどり着いた結論は、何かやってする後悔はほとんどないと思う。行動さえすれば必ず結果が生まれ、それを振り返り修正することができる。それがどんなに良くても悪くても、その学びを次の機会に生かせる。例えば好きな人ができて、アプローチして告白したけど結局振られてしまったとき。この時、自分の好きという思いを相手に表現するのはとても勇気がいることだろう、人は誰でも傷つきたくないから。でも相手に自分の思いを伝えなかったら、あとで後悔するのは目に見えるだろう。だからやらない後悔をしないためにも、少しでも行動できるとあとでの後悔をしなくて済むのかもしれない、何よりも人生における貴重な経験の一つになるだろう。

    コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です