自分の事は一番分かっているようで、意外と分かっていないことが多い。自分の好きなことや嫌いなこと、やりたいこと、やりたくないこと。とっさに聞かれても意外と答えられなかったりする。多くの人は好きなことや、やりたいことを聞かれたときに今やってることを答えるだろう。でもよく考えていると、本当に好きなのか分からなくなってきたりする。実際周りがやってるから、世間で流行っているからというだけで、好きだと思い込んでいただけなんてことも少なくはない。またただ惰性で続けてたり、快感を得られるからという理由でやっていたりもする。
たとえばYouTubeをみること。私は現在の段階で約一か月近く観ていない。私は中学校のときからYoutubeを見始め、高校の時にはもう日常生活の一部となっていた。必ず毎日みていたし、時には何時間も見続けてしまうことがあった。そして、それをずっとやめたかったのだがやめられずにいた。何回もやめようと試みたが失敗し続けていた。毎回快楽を浴び続けては、見終わった後に罪悪感や劣等感を感じる、それの繰り返しだった。これを多分何百回、いや何千回と繰り返した。何回もYoutubeをやめる方法の動画をYoutubeでみていた(皮肉なことに笑)。そしてその中で自分と向き合うことが大事だと知った。例えばYoutubeをみたあとに何を感じるか、何を得られるか、自分の状態を分析してみるようにした。そしたら、自分の中でYoutubeを見た後はネガティブな気分になることが多いと実感し、学習していった。そしてある日少しやめてみるかという気持ちになり、今も見ていない。
自分の感情や状態というものは、あまりにも自然なものなので意識しようと思うまでほとんど意識することはない。だからこそ常に意識して、向き合ってみると新しいものがどんどん見えてくる。また自分がどんな時にどういう感情になり、どういう状態になるのかを知っておくととても役立つし、色々な状況に対応できるようになるだろう。